気象の変化で出現する痛みとは?

こんにちは!CITスタッフの田中亮太です。

最近は寒い日が続くようになってきました。季節の変わり目は体調を崩す方が多い印象がありますが、皆さまは大丈夫でしょうか。

ちなみに、日本の古くから伝わる整体では季節の変わり目などに起こる風邪は良い反応であり、熱を出し体内の状態を次の季節の環境に適応させるのだそうです。今回はこの内容では無いのですが機会があればコラムにも書かせて頂きたいと思っています。

本日は、台風や雨の前日に古傷が痛んだり、頭痛が出るといった方をよく見かけます。特に患者さんからそのような訴えを聞くことが多いのですが、これはどういったメカニズムなのでしょうか。まだ完全に証明されたわけではないようですが、現段階で有力ないくつかのメカニズムがあるようなのでここで紹介したいと思います。

気象の変化に起きる身体の変化

まずは、気象の変化によって生体の構成成分に構造変化が起きるという仮説です。筋肉や靭帯、脂肪、骨などそれぞれ構成成分の密度が違います。それらは外部の気圧や温度、湿度の変化によってうけるストレスに差があり、それが古傷などの過敏な反応を起こしやすい部位に対して痛みを引き起こすというわけです。

もう一つの仮説は、気圧変化により体内各部位の内圧に不均衡が起こり、ストレスに敏感になる。そこに低温や湿度などの変化が加わり敏感になった部分が痛みを引き起こすというものです。

これらはとてもイメージがつきやすく、私はこれらの現象が患者さんの症状と一致しやすいため、これらの仮説をもとに臨床をしていました。しかし、中には症状と説明が合わないと感じる患者さんがいるのも事実で、これはなんでなんだろーなーと疑問に思うことも多々ありました。

そこで調べたところ、他の仮説も見つかりました。

ラットの研究ではありますが、気圧変化による痛み増悪は内耳の気圧センサーによる自律神経のアンバランスや、交感神経の過剰反応が起こることを報告しています。
今思うと、このような訴えは女性の方が多い印象があります(気のせいかもしれません。あくまで自分の印象です)。自律神経の変調は女性の方が多く、このような原因により慢性痛の増悪も起こりやすいのかもしれません。

上記に挙げた仮説以外にも外部環境と体内で様々な反応が起こっていると考えます。どれか一つということではなく、いくつかの要因が混ざって症状を出現させる人もいれば、まったく影響ない人もいるのだと思います。

まとめ

近年、患者さんの病態はどんどん複雑になってきていると感じます。前回私が書いた油についてのコラムもそうですが、近年の異常気象や欧米化した食事はどんどん病態や症状を複雑化させています。我々医療従事者は幅広い視野で病態の原因を考えたり、天気の悪い日には、患者さんに対して介入時の刺激量を少なくするなどの対応策を考えたりしていかなければならないのかもしれません。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

私のコラムでは私自身が興味ある分野や、疑問に思った内容を掲載していきたいと思っています。興味持っていただける方がいれば幸いです。面白いコラムが書けるように頑張ります。これからもどうぞよろしくお願いいたします。