立ち座り運動はできていますか?

4月に入り、新しくスタートしましたね。皆さん、元気ですか? 健康に日々を過ごせていますか?

いつも、コラムを読んで頂きありがとうございます!今回は「立ち座り運動」について。

筋肉に蓄積する脂肪の「筋内脂肪」とは?

筋肉内に霜降り状に蓄積している脂肪である「筋内脂肪」は、サルコペニアや運動機能低下と関係しており、特に高齢男性では年齢とも関係することが、明らかになりました。

高齢男性の「筋内脂肪」は、(1)「筋肉量の低下」、(2)「脚の筋力指標となる椅子からの立ち座り機能の衰え」、(3)「年齢」、と密接に関係しているというのです。

また、高齢女性では、「筋内脂肪」は、(1)「筋肉量の低下」、(2)「脚の筋力指標となる椅子からの立ち座り機能の衰え」、と密接に関係しており、高齢男性とは異なり年齢には影響を受けないというのです。
 

② 筋力や筋肉量の減少が「サルコペニア」の原因!

皮下脂肪と内臓脂肪に加え、「第三の脂肪」と呼ばれる「異所性脂肪」が注目されています。「異所性脂肪」とは、本来は脂肪がほとんどたまらないはずの膵臓や筋肉、肝臓などに過剰に蓄積している脂肪を言います。そのうち、筋肉内に蓄積するのが、「筋内脂肪」となります。

「筋内脂肪」が増えると、血糖を下げるインスリンの効きが悪くなる「インスリン抵抗性」が引き起こされ、糖尿病のリスクが高まります。

また、加齢や肥満、運動不足により「筋内脂肪」は増加し、運動機能にマイナスの影響を及ぼします。加齢に伴う筋力の減少や老化にともなう筋肉量の減少は「サルコペニア」を引き起こします。

研究チームは、日本人の高齢男女64人を対象に、超音波断層装置で太ももの横断画像を撮影し、得られた画像を分析。筋肉内の霜降り度合いを数値化し、筋内脂肪の指標としています。

また、得られた画像から筋肉の厚さと皮下脂肪の厚さを計測し、それぞれ筋肉量の指標と脂肪量を指標としています。

運動機能をみるために、一定時間内にできた上体起こしの回数、寝た状態から立ち上がるまでに要する時間、椅子の座り立ちを連続10回行うのに要する時間、5m歩行での最大速度、6分間の歩行距離をそれぞれ測定。

さらに、身体組成計付きの体重計で全身の体脂肪量、体脂肪率、筋肉量、筋肉率を測定しています。

 

③ 筋力が低下すると「椅子から立ち座り」ができなくなる!

研究結果をもとに、研究チームは筋内脂肪の指標と筋肉あるいは皮下脂肪の厚みとの関係について検討しています。

その結果、男女ともに、筋内脂肪が増えて筋肉の霜降り状態が進んでいる人は、筋肉の厚みが減り筋肉量が少ないことが分かっています。筋内脂肪の多い高齢者は、将来的にサルコペニアなどに陥る可能性が高いことが判明しています。

一方の皮下脂肪の厚みとの関係では、女性では筋肉の霜降り状態が進んでいると皮下脂肪も多いという結果になっています。これは、脂肪組織が体に蓄積していくパターンが、男性と女性では異なることを意味しています。

筋内脂肪の指標が、今回測定したどの因子と密接に関係しているかを調べたところ、男性では(1)「太ももの筋肉の厚さ」(筋肉量)、(2)「椅子からの立ち座り(筋力)」、(3)「年齢」の3つが、女性では(1)「太もも筋肉の厚さ」、(2)「椅子からの立ち座り」の2つが、筋内脂肪を予測できる関連因子であることが明らかだとしています。

④加齢に伴う筋肉の質的変化の影響は?

加齢に伴い、筋肉量が減少するサルコペニアが生じることは知られているが、今回の研究では、筋肉の量的変化だけでなく、筋肉の中に脂肪が蓄積するという質的な変化が生じていることが判明しています。

そして、特に男性では、加齢に伴う筋肉の質的変化の影響が大きく、高齢者では、定期的な運動が、加齢に伴って生じる筋肉量と運動機能低下を軽減させ、同時に筋内脂肪の蓄積抑制も促すと考えられるといいます。

「高齢者の筋肉の量的指標だけでなく、質的な指標についても十分に考慮する必要があることを意味しており、高齢者の健康増進やそれを目的とした効果的な運動処方の確立に役立つことが期待される」と、研究チームはコメントしています。

まとめ

このように、筋肉の量も大事ですが、「質」も大切です。筋肉に限らず、日々の生活のなかで、「質」を気にしていますか?

「考える前に動く!」

皆さんのやりたい事、やってみたい事の助けに少しでもなれれば、嬉しいです。

今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。「感謝」です!HAPPYな1日でありますように!