”乾燥”は肌の大敵!肌が潤う仕組みを理解しよう!

こんにちは。だいぶ寒くなり、乾燥が気になる季節になってきました。

手を見るとギョっとしたり、化粧をするときに頬や口周りが乾燥して化粧乗りが悪くなってきたり・・・。なかなか、化粧水や乳液、美容液、クリームで保護しても乾燥してしまいます。

乾燥はお肌の大敵です!乾燥は肌のバリアを弱くし、肌荒れや、アレルギーの原因になります。ではなぜ乾燥は起こるのか?肌はどのように潤っているのか?

今回は、肌の潤いの仕組みについてお話させて頂きます。
 

乾燥は皮膚のどの部分で起こるのか?

皮膚は、表皮・真皮・皮下組織で構成されています。

その中でも肌の潤いに関わっているところが表皮の角質層というところです。

表皮は0.2mほどの厚さで、上から順に角質層・顆粒層・有棘層・基底層に分けられ、表皮の中でも一番上の0.02mと、とても薄い角質層が肌の潤いに深く関わっています。
 

角層には、肌の3大保湿因子があります。

=肌の3大保湿因子=

1.皮脂2~3%
2.NMF(天然保湿因子)17%~18%
3.細胞間脂質80%

これらによって一定に肌の潤いが保たれています。
 

①皮脂について

皮脂は水分を保つ大切な膜

汗と皮脂(皮脂腺から分泌される脂)が混ざり合ったもので、天然のクリームとも言われます。天然の油膜として肌の表面を覆うことで、水分の蒸発を防ぐとともに、摩擦抵抗を減らし、表面をなめらかにしています。また、皮脂膜に含まれる脂肪酸によって弱酸性を保ち、細菌の繁殖を防いでいます。
 

②NMFについて

水分を蓄えてキープする天然保湿因子

NMFは、Natural Moisturizing Factor のことで、天然保湿因子と言われています。

新陳代謝の過程でタンパク質が分解されて放出したアミノ酸が主な成分。その他にPCA・乳酸塩・ミネラル・糖類などから構成されていています。 水分を捕まえる働き(吸湿性)と、水分を抱え込む働き(保湿性)に優れています。

水分を角質層に供給し、柔軟性と弾力性のある角質層の性質を保つ役割を担っています。
 

③細胞間脂質について

肌のバリア機能
 
角質層を構成する角層細胞の間には、「細胞間脂質(さいぼうかんししつ)」という脂質があります。

角質層は何層にも重なっており、角質層をミルフィーユに例えるなら、角層細胞はパイ皮に、細胞間脂質はパイの皮の間を埋めるクリームみたいなもの。

細胞間脂質は、角層細胞の間で、脂質の層(セラミド等からなる)と水分子の層が、交互に規則正しく何層も重なりあうラメラ構造という層状構造を形成し、角層の働きを支えています。

そしてこのラメラ構造は、内部の水分蒸発を抑え、外部の刺激から守るという役割があり、しなやかなバリア機能の役割を担っています。
 

肌が潤うということは・・・

角質細胞内でNMFが水分と結合していること、角質細胞間脂質がしっかりと水分を抱き込むことができていることで角質の水分は保たれます。

さらに・・・その上にある皮脂膜が肌の表面を覆い、水分が蒸発するのを防ぐラップの役割をしています。

皮膚は、私達の事を自動的に守ってくれているんですね。皮膚の頑張る力と、私達が外から働きかける力があればよりお肌が潤い、この冬の乾燥を乗り切れるはず。

そこで、最後に保湿力が高い成分はどれなのか、保湿力が高い順にご紹介していきます。

化粧品で一番保湿が高いのは?

=代表的な保湿成分別の保湿力=

①蓋をする:肌に入れた水分を蒸発させないようにする
→ スクワラン、ホホバオイル、ワセリン

②はさみこむ:水分をはさみこむためにしっかり水分をキープする性質をもつ保湿物質
→ セラミド、レシチン

③かかえこむ
真皮にもともとある成分が多く、角層内保湿として作用。湿度が下がっても水分はかかえこんだまま。
→ ヒアルロン酸、コラーゲン、ポリグルタミン酸

④つかむ:水分を吸収する性質があり、湿度が低いと保湿力ダウン。
→ アミノ酸、グリセリン
 
 

おわりに

肌の潤いの仕組みは理解できましたか?この冬、皆様のお肌が乾燥知らずのお肌になりますように。

最後まで読んで頂きありがとうございました。