これからが怖い季節!”ノロウィルス”の注意点とその予防法

段々と秋が深まり食べ物が美味しい季節になってきました。これから冬になって鍋なんかもいいですね。この時期は忘年会やクリスマスパーティー、新年会などイベントごとも多く外食する機会も多くなると思います。そんな中、まわりでお腹を壊したりする方はいませんか?

私も恥ずかしながら、お腹の調子を崩してしまうことがよくあります(苦笑)。なので、今回はこの時期、よくテレビや新聞などで世間をにぎわすノロウィルスについて調べてみました。

ノロウィルスって何?

子供からお年寄りまで幅広い層で急性胃腸炎を引き起こすウィルスの一種です。年間を通して発生しますが、10月頃から流行が始まり12月〜1月頃にピークを迎えます。

ノロウィルスの粒子は大腸菌やインフルエンザウィルスよりも小さく、30〜38nmとウィルスの中でも小さな部類に分けられます。そして、感染力が非常に強く少量のウィルス(10数個)でも発症します。また、低温に強く氷の中でも生き続けることができると報告されています。

どうやって感染するの?

①経口感染(口からウィルスが取り込まれること)

この時期の多くはハマグリやトリ貝、牡蠣など二枚貝を生や加熱不十分で食すことによって感染することが多いようです。また、トイレや公共機関のつり革などに触れ、手を洗わないまま食事をすることによって二次感染することもあります。

★二枚貝はなぜノロウィルスに感染しやすいか?★〉
ウィルスを含む糞便が下水を通じて河川から海へ流れ込み、水中に拡散して二枚貝の中腸腺(内臓)にとりこまれていきます。そのため、生で食べると感染するリスクがあります。

②飛沫感染(ウィルスを含む0.005mm以上の水滴を口や鼻から吸い込んでしまうこと)

感染者の糞便や嘔吐物、あるいは糞便や嘔吐物が乾燥して空気中へ漂い出した塵埃を吸い込んでしまうことによって起こることがあります。

感染するとどうなるの?

体内にウィルスが入ってから、12〜72時間(平均24〜48時間)の潜伏期間があり、主症状として突発的な激しい嘔気・嘔吐、下痢、腹痛、悪寒、38℃程度の発熱が発生する。

1〜3日で治癒し後遺症残ることはないが、免疫力が低下した高齢者や乳幼児では長引くこともあるようです。また、下痢が続くことで脱水症状を起こすことがあります。症状が治まった後でも1〜3週間ノロウィルス排出が続くことがあり、症状のピーク時には便1g中に約1000億個のノロウィルス排出がみられます。

どうやって感染を予防すればいいの?

①手洗いをしっかりしましょう!!

食事前やトイレ前、調理前後には石鹸を使い洗浄し、十分に流水にてすすぎ落としましょう。
ノロウィルスはとても小さなウィルスであり、手のしわにも入り込むため、丁寧な手洗いが必要です。

〈★アルコール消毒ではノロウィルスは倒せない!?★〉
最近は居酒屋でもアルコール消毒を置いているお店も多くなりましたが、ノロウィルスはエンベローブという脂質の膜を持たないウィルスで、アルコールでは不活化されにくいため予防することができません。しかし、最近はノロウィルスに効く消毒液も商品化されているようです。

②貝類を食べる時にはしっかりと加熱調理しましょう!!

ハマグリやトリ貝、牡蠣など二枚貝を食べるときは、しっかりと中まで火を通して食べるようにしましょう。生牡蠣が食べたいのは山々ですが、特に医療従事者は自分が感染源とならないように気をつけたいですね。

③頻繁に触れる場所や調理器具はしっかり消毒しましょう!!

ノロウィルスに対しては次亜塩素酸ナトリウムによる消毒が有効だとされています塩素系漂白剤の商品に含まれている成分です。

塩素系漂白剤は強力な消毒液であり手荒れの原因となるため、直接手洗い用消毒液としては使用することはできません。そのため、間接的によく使用する包丁やまな板など調理器具は漂白剤を使って消毒をしましょう。

頻繁に触れるドアノブや手すりやトイレ、子供のおもちゃなどは、塩素系漂白剤を水で薄めた消毒液を浸した布巾で拭きましょう。

〈★簡単な消毒液のつくり方〉
2Lの容器に市販の漂白剤をペッドポドルキャップ2杯分入れ、そこに水を加えて全体量2Lにします濃度 0.02%(200ppm)。また、時間が経つと効果が減少するため、その都度作り変えるように心掛けましょう。

④嘔吐物を正しく処理しましょう。

嘔吐物は感染を防ぐために、嘔吐物はキッチンペーパーなどでしっかりと取りきった後に消毒を行うことが大切です。

〈★処理する際の消毒液のつくり方〉
消毒をする際には500mlの容器に市販の漂白剤をペッドポドルキャップ1杯分入れ、そこに水を加えて全体量500mlにします。濃度 0.1%(1000ppm)

もし、起きてしまったらどうしたらいいの?

まずは病院へ行きましょう

前述したような症状が見られた場合は、病院にて診断を受け適切な処置をアドバイスしてもらいましょう。

下痢や嘔吐は我慢せずに出しましょう

ノロウィルスを体外へ排出するための正常な働きなので、我慢しないようにしましょう。下痢止めを使用してしまうと体内にノロウィルスが残留してしまうため症状が改善ないため使用はやめましょう。また、脱水に注意しこまめに水分をとるように心掛けましょう。

まとめ

皆さん、ノロウィルスについてわかりましたか?私が調べていて感じたことは、まずはノロウィルスには予防が大切だということを感じました。今年は新型ノロウィルスが発見され、流行する可能性があると言われています。みなさんも食事前やトイレ後に手洗いを行うことはもちろんのこと体調管理をしっかりしつつ、これからの忘年会や新年会を大いに楽しみましょう。