この時期、感じる身体の不調は気象のせいかも?

最近は、だんだんと暑くなってきましたね。この梅雨の時期は気分が乗らないこともありますが、季節の変わり目に身体がだるくなったり、偏頭痛がしたり、雨が降りそうになると昔の古傷や関節が痛んだりすることはありませんか?もしかしたら、それは気象による変化のせいかもしれません。

気象病とは?

気温・湿度・気圧など天候の変化によって起こる体調不良の総称です。季節の変わり目に風邪をひいたり、体調を崩した経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか?日によって体調の良い日もあれば悪い日もありますが、思い当たる原因がなく、日々の体調が変化するのは気象が影響しているかもしれません。

なぜ、気圧の変化で体調が悪くなる?(気象病のメカニズム)

①急激な気温の高低差

急激な気温差があると身体がついていけなくなります。
ヒトの身体は少しずつ気温や気圧、気候の変化に対応していくことしかできません。順応する時間はヒトによって個人差があり、体質や体調に左右されるので、季節の変わり目に風邪を引きやすい人がいるのです。

②低気圧による血管の膨張

ヒトは地上では空気の重さと圧力を受けています。簡単にいうとそれが気圧です。気圧の変化を体感しやすい例を挙げると、飛行機で離陸する時やエレベーターで上昇する時などに耳がキーンとなることを経験されたことがある方も多いのではないでしょうか?これは、耳の内側の気圧よりも耳の外側にある気圧のほうが低くなるため、耳の内側にある空気が鼓膜を外側に押し、耳がキーンとするのです。
このように気圧の変化があったとき、耳だけではなく全身でも起こっているのです。
ヒトは高気圧でも全身で変化は起こっていますが、低気圧の時は気温も下がる性質もあるため、身体が順応しづらく、体調を崩しやすい傾向にあるようです。
山頂や飛行機の機内などで、スナック菓子の袋がパンパンに膨れ上がってしまうように、低気圧の時はヒトの身体の中にある血管やリンパも膨張し、血管の横を走っている神経を圧迫してしまいます。圧迫されることにより、片頭痛や神経痛を起こします。また、血圧が下がり過ぎ、血流量が不足することによりとめまいやだるさがみられることもあります。

③自律神経のバランス崩れ

自律神経とは、興奮状態を司る「交感神経」とリラックス状態を司る「副交感神経」の2つを切り替えて、身体の様々な働きのバランスをとっています。
自律神経は常に恒常性の維持してくれており、特に何もしなくても気候に合わせてちょうどいい状態に切り替えてくれます。
低気圧の時は血管が膨張して血圧が下がり副交感神経優位になり、リラックス状態となるため呼吸や脈がゆるやかなお休みモードになるため、その状態が続くと身体が重く感じてしまいます。
ストレスやホルモンバランスの乱れによって自律神経に影響を受けているとき、より気圧の変化を受けやすいようです。

④炎症物質の発生

気圧が下がると痛みの元となるヒスタミンやブラジキンン、プロスタグランジンという炎症物質が発生するため関節痛などの痛みが起こるという説も聞かれています。

気象病の症状

・頭痛
・倦怠感
・やる気が出ない
・眠気
・めまい、耳鳴り
・消化不良や便秘など胃腸のトラブル
・手足のむくみがひどくなる
・関節の痛み
・神経痛

気象病を対処するためには?

適度な運動

身体を動かして体内の血液循環を良くすること血圧が上がり交感神経にスイッチが入り、気象の変化によって乱れた自律神経を整えることができます。特に、デスクワークなどで座っていることが多い方は、日頃から身体を動かす習慣を身につけるようにしましょう。使っていない筋肉や関節を動かすことで関節痛予防にもつながります。

規則正しい生活

不規則な生活や体調が悪い時は自律神経の働きが低下し、気圧の変化を受けやすくなります。早寝早起きを心がけ、普段から十分な睡眠をとるようにしましょう。

気温の調整(クーラーの使い過ぎ)

ヒトには気象の変化に身体を適応させる能力が備わっていますが、温度差があまりに大きいと順応することができず体調を崩してしまいます。特に屋外と屋内の気温差が大きいと体調を崩しやすいため、クーラーを使用する際は、屋外との温度差を抑えるようにしましょう。

まとめ

 皆さま、いかがでしたか?この時期、雨が降ってどんよりしたり、屋外は蒸し暑く室内は冷房で寒いことによる温度差で体調を崩したり、関節痛や頭痛がすることには理由があったのです。なんか調子がおかしいなと思ったら、それは気象病かもしれません。最近は異常気象が多くみられています。気象を変えることは難しいですが、気象によって左右されない身体を作ることはできます。常日頃からメリハリのある規則正しい生活を心がけ、元気に過ごしていきましょう。