すべてが1割負担でレンタルできるって知ってました?「介護福祉用具」を活用しよう!

介護福祉用具って聞くとどんなものをみなさんは想像されますか?「車いす」や「ベッド」などが思い浮かぶかもしれませんが、高齢者の自立を促したり、介護者の負担を軽減させたりすることができる役割を持った便利なものが多くあります。

日本では急速な高齢化とともに介護保険を受ける方も年々増えていますが、介護する方の高齢化も進んでおり、老々介護なども問題になっています。

今回は介護福祉用具のことを少しでも知ってもらい、本人も介護者もより良い生活が送れるようにと思い書かせていただきたいと思います。

レンタルできる介護福祉用具について

介護保険制度でレンタルできる介護福祉用具は13種目に分かれています。多種多様な介護福祉用具が存在し、すべてが一割負担(場合によっては2割)にてレンタルできます。

対象種目 サービス対象者 内容
要支援
1.2
要介護
1
車いす 自走用・介護用があり、電動式もあります
車いす付属品(クッション、電動補助装置など) クッションなど車いすと一体になって使用されるもの
特殊寝台 サイドレールが取り付け可能もしくは付いているものであって背上げ機能やベッド自体の昇降機能があるもの
特殊寝台付属品(サイドレールやマットレスなど) 特殊寝台と一体になって使用するもの

 

床ずれ防止用具 空気圧や水圧で体圧分散効果があるマット
体位変換器 体位を容易に変換する機能を有するもの
手すり 取り付けに工事を伴わない手すり

縦手すりや横手すりなど色んな種類があります

スロープ 段差解消のためのもので工事を伴わないもの
歩行器 体の前および左右を囲むフレームがあるもの
歩行補助杖 松葉杖、カナディアン・クラッチ、ロフストランド・クラッチ、プラットフォームクラッチ、多点杖
認知症高齢者徘徊感知器 センサーで感知し家族・隣人に通報するもの
移動用リフト

(吊り具を除く)

床走行式、据置式、固定式があり自力で移動が困難な者の移動を補助する機能を有するもの
自動排泄処理装置 尿および便が自動的に吸引されるもの。

上記に記したよう介護度によってサービス対象にならないものもあります。

しかし、要支援の方でもパーキンソン病で動作に日内変動があったり、ガン末期の急速な症状悪化などがあった場合など、例外的にサービス対象になります。

レンタルできない福祉用具について

ポータブルトイレなどの腰掛便座や浴槽用手すりやシャワーチェアなど入浴補助用具など水まわりで使用される劣化しやすいものはレンタルできませんが、介護保険にて1割(場合によっては2割)にて購入することができます。

 

腰掛便座 ・和式便器の上に置いて腰掛式にするもの

・洋式便座の上に置いて高さを補うもの

・便座から立ち上がる際に立ち上がり補助するもの

・ポータブルトイレ

自動排泄処理装置の交換可能部品 ・レシーバーやチューブやタンク等
入浴補助用具 入浴用椅子、浴槽用手すり、浴槽内椅子、入浴台

浴室内すのこ、浴槽内すのこ、入浴用介助ベルト

簡易浴槽 容易に移動できる居室でも入浴できる浴槽
移動用リフトの吊り具の部分 スリングシート

ポータブルトイレはベッド横に設置されることが多くありますが、匂いが気になる方や使用後の汚物処理を大変だと感じている方もいるかと思います。最近は水洗ポータブルトイレも出てきており、汚物処理が不必要なことはもちろんのこと、ウォシュレット機能もついているそうです。

歩行車とシルバーカーの違いって知っていますか?

最近、街を歩いているとシルバーカーを押して歩いている高齢者をよく見かけます。けど、シルバーカーってどんな機能を持ったものかわかって使用している方は少ないのではないかと思います。

シルバーカーはテクノエイド協会によると「かごを備えたフレームの下に車輪が付き、かごの蓋が腰掛けとして利用できる歩行補助具」とされており、歩行の際に体重負荷を充分に受けとめて移動できるように設計されていないです。

それに対して歩行車は、左右のフレームとこれを連結する中央部のパイプからなり、単体で使用され、手あるいは腕などで身体を支えて操作する歩行補助具です。左右のフレームの下端に杖の先ゴムの付いたものと、車輪あるいはキャスタの付いたものがあり、シルバーカーとは違い歩行を支える機能を有するものなのです。

歩行が不安定方にはシルバーカーではなく歩行車の使用をおすすめします。また、歩行車は介護福祉用具としてレンタル可能ですが、シルバーカーはレンタルすることはできません。 

シルバーカーと歩行車の違いは見た目でもすぐわかります。シルバーカーはハンドルが横棒一本ですが、歩行車はコの字になっており間に身体が入れるようになっています。

最近は、歩行車もロボット技術を用いた商品も出てきています。坂道が多い環境でも昇りは軽くなるようにアシストしてくれて、下りは抑速してくれる商品も出てきているようです。

最後に

介護福祉用具は年々、多種多様化しロボット化も進んできています。介護福祉用具の特性を理解し、必要な人が必要な介護福祉用具を活用して、少しでもその人らしい自立した生活が送れることを期待しています。