毛細血管について Part2「毛細血管の若返りホルモン」

こんにちは、村上です。

前回は毛細血管は加齢により衰えてくるということを書きました。

今回は、毛細血管が衰えるとどの様な症状が出るのか?また、毛細血管が若返るアンチエイジングホルモンについて書いていきます。

毛細血管が衰えると?

毛細血管が劣化して血流が悪くなったり、血管が詰まるとその毛細血管が血流を届けている臓器の機能を次第に低下して、様々な不調を招きます。

胃腸では…

40代に入ると胃腸の不具合を訴える人が多くなるのは、胃腸の毛細血管の老化が影響している可能性が高いと考えれます。

栄養吸収を行う胃腸の粘膜は、微小なひだで覆われており、そのひとつひとつのひだで毛細血管が活躍しています。しかし、加齢やストレスで毛細血管の機能が低下すると胃腸粘膜のターンオーバーが乱れ栄養吸収がうまくいかなくなってきてしまい食べた物が長時間胃にとどまり、胃もたれや胃腸炎、胃潰瘍など引き起こすこともあります。

胃が弱れば腸の動きも低下し、便秘や下痢が値に、慢性化すると大腸に腐敗物やガスが滞留し腸管の粘膜を介して老廃物が全身にめぐり、頭痛や肩こり、倦怠感などの体調不良や、シミや肌荒れなどの肌トラブルにも繋がります。また、小腸の絨毛には免疫細胞が入り組んでいるため、免疫機能も低下します。

腎臓では…

腎臓は塩分と水分の排出コントロールすることで血圧を調整しており、さらに血圧に関わるホルモンも分泌しているので、腎臓の毛細血管の働きが悪くなれば必然的に高血圧を引き起こします。

日本人の高血圧の9割が原因不明の本態性高血圧ですが、そこには少なからず毛細血管の減少が関係していると考えられています。

リンパでは…

動脈側の毛細血管であふれ出た血中の水分のほとんどは、浸透圧の働きで静脈側の毛細血管で回収され、そこでも回収されなった水はリンパ液として、リンパ管で吸収されます。毛細血管の劣化で、漏れがひどくなるとリンパ液が増え余分な水分や老廃物がリンパ管の中で滞り、浮腫みやすくなります。

また、リンパ液にはリンパ球が存在し免疫機能としての働きがあり、リンパの流れが悪くなると、風邪をひきやすくなったり、花粉症などのアレルギー症状が出やすくなります。

毛細血管が若返るアンチエイジングホルモン

成長ホルモン

成長ホルモンは、血管の修復、再生をしてくれるアンチエイジングホルモンの代表格です。1日の成長ホルモンの70%の分泌は、睡眠中であり、最も深い眠りが訪れる寝入りっぱなしの3時間にピークを迎えます。

全身に成長ホルモンを運ぶ時間は4時間かかると言われ7時間睡眠をとることが、成長ホルモンを発揮させることに繋がります。

メラトニン

睡眠中、成長ホルモンと同時に働かせたいのがメラトニンです。メラトニンは、自然な眠りへと誘う「睡眠ホルモン」であり、成長ホルモンと同じ時間に分泌されると相乗効果で成長ホルモンの分泌を促進します。

現在、発見されている抗酸化物質の中でも、最も抗酸化作用を持つアンチエイジングホルモンと言われています。

私たちは、生きて活動してく上で体内の細胞は酸化していきます。酸化の元凶はフリーラジカル(身体をさびつかせ老化の引き金となる物質)。毛細血管を作っている、内皮細胞もフリーラジカルによって酸化しダメージを受け、劣化していきます。

そこで重要なのが、メラトニンです。メラトニンは、朝日を浴びて15~16時間後に分泌が始まりそこから数時間でピークを迎えます。朝6時に起床すれば、21時頃にメラトニンの分泌が始まり次第に眠気がまし、23時に寝眠りにつけば午前1時頃メラトニンと成長ホルモンのピークが重なり合い、この時間帯こそが、二大アンチエイジング・ホルモンを生み出すゴールデンタイムとなります。

まだまだある!!血管を助けるアンチエイジングホルモン

①トレスホルモン「コルチゾール」

交感神経を優位にする働きがあり、朝方に向けて覚醒をもたらします。同時に脂肪を燃焼させる作用もある事からダイエットホルモンと言われています。質の良い睡眠をとることでコルチゾールが増えると、眠っている間に太りにくい身体になります。

一方でストレスがかかった時にも分泌され、血管や血糖値を上げ対抗し炎症を鎮静させるよう働いてくれますが、ストレスが過剰になるとコルチゾールも大量に分泌され、高血圧、高血糖、胃潰瘍、海馬の萎縮など負の作用を及ぼします。

②ハッピーホルモン「セロトニン」

脳の細胞を活性化し、元気にする働きをを持つことから、ハッピーホルモンと呼ばれています。不足すると、精神的ダメージを受けやすくうつ病の治療ではセロトニンが疑似的に増える薬が使われます。またセロトニンは、メラトニンの原料です。

夜、メラトニンを十分に分泌させるには、日中セロトニンを分泌させれることが不可欠。セロトニンは朝、太陽の光を浴びて日中活発に活動することで活性化します。特に日中のリズム運動と腹式呼吸が有効です。
 

最後に

加齢とともに減ってしまう毛細血管ですが、日常の生活を気を付ければ増やすこともできる。いつまでも、心身共に元気でいたいですね。

この記事を読んで、少しでも自身の身体と向き合う時間が増えますように…。

最後まで読んで頂きありがとうございました。