毛細血管について Part1「毛細血管の役割」

2017年、今年も宜しくお願い致します。

寒い日が続いていますが、いかがお過ごしですか?

ここ最近、インフルエンザやノロウィルス等が流行っているので皆様、お身体にご自愛くださいね。

さて早速ですが、今回は毛細血管について、第1回目は復習を兼ね「毛細血管の役割」について、第2回目には「毛細血管が若返るアンチエイジングホルモン」について書いていこうと思います。  

まずお体チェック!!あなたの毛細血管は元気ですか?

① 薄毛、毛が抜けやすい、白髪が増えた
② 顔色が悪い、お肌トラブル(シミ、シワ、たるみ、くすみ等)
③ 血管が浮き出ている、すぐ青あざになる、傷が治りにくい
④ 目が乾く、目が痛い、かすみ目、充血、涙がでる、目ヤニが多い
⑤ 口が乾く、唇や歯茎や舌の色が悪い、舌苔が多い、歯周病、口臭がある
⑥ 耳鳴り、耳たぶに縦じわが増えた、鼻血・鼻水がでやすい
⑦ 頭痛、肩こり、腰痛、膝痛がある
⑧ 忘れっぽい、だるい、すぐカッとなる、イライラ、気がめいる、やる気がでない
⑨ 眠りが浅い、寝つきが悪い
⑩ 動悸、不整脈、めまい、高血圧
⑪ 胃もたれ、胃痛、お腹が張る、酒に弱くなった
⑫ 風邪をひきやすい、疲れやすい

チェックの数が多ければ多いほど、毛細血管年齢は老けているかもしれません。

復習!毛細血管の役割

1.毛細血管は人体最大の臓器

毛細血管は、直径約1/100mmの超極細血管。肉眼では見えないほどの細い血管であり、身体全体に張り巡らされて全身の血管の99%を占めています。

身体を構成する60兆個を超える細胞には血液を通して必要な酸素や栄養が届けられ、不必要な二酸化炭素や老廃物が回収され、そのやりとりをしているのが毛細血管であり、全身のどの細胞も毛細血管から0.03m以内に存在しています。

毛細血管は、動脈と静脈のとは違い基本的には”内皮細胞”の一層のみでできており細い作りが、血液の流れを減速し、一層の細胞を介して物々交換をしっかり行う事ができ、酸素や栄養素が身体の隅々に行き渡る働きをしています。

さらに、毛細血管は動脈と静脈の間に存在し、生命活動の根幹にかかわる働きをしています。

2.毛細血管は天然フィルター

毛細血管の物々交換は、管を作っている細胞と、細胞のわずかな間隙や、薄い細胞壁を通しておこなわれます。

脳や胃腸、肝臓などのそれぞれの持ち場の器官によって毛細血管の透過性や、血管壁の隙間も違っており、血液が運んできた物質を大きさで振り分け、ろ過する天然フィルターの役割をしています。

肺では二酸化炭素と酸素のガス交換、腸は栄養吸収、腎臓では水分ろ過されています。

3.免疫細胞を派遣、自ら援護

血液は病原菌などの外敵の侵入を防ぐ白血球等の免疫細胞も運んでいます。

毛細血管はこれらの免疫細胞を必要な場所へ派遣し、闘わせる働きと、内皮細胞からも外敵に抵抗するための成分が分泌し加勢する働きをし、身体を病気や感染から守る働きをしてします。

まさに病気になるか・ならないかの最前線ともいえます。

4.ホルモンを運び情報伝達

ホルモンは血液に乗って、目的の場所に届けられ、身体に必要な情報を伝達しています。
その運搬役の主力を担っているのが毛細血管であり、身体の通信網になっています。

5.体温調節

体温が一定に保たれているのも、毛細血管のおかげです。暑いとき、運動をして体温が上がると熱を放散させる必要があり、その時皮膚に近い毛細血管が拡張し、血流を多くすることによって皮膚の表面温度を上げます。すると毛穴や汗腺が開き発汗し熱を放散することで体温を調整しています。

毛細血管は、私達が生きるために大切な役割を担っています。

毛細血管は年齢ともに減少していく

人の健康を左右する毛細血管ですが、加齢とともに劣化していきます。

毛細血管を構成する内皮細胞同士の隙間が必要以上に開いたり、内皮細胞と周皮細胞(細胞壁に点在し、毛細血管の修と、新しい血管を作る働きをしている)との接着面に隙間ができたりすることで栄養や水分、老廃物が過度に漏れる箇所が出ます。

さらに食生活の乱れにより血管の細胞が壊され毛細血管の内壁に汚れがたまったりすることで血管の弾力性が失われ、進行すると血管内が狭くなり管はあるのに血流が流れていないゴースト血管になってしまい、使われなくなった毛細血管はやがて脱落してきてしまいます。

 動脈や静脈は年を重ねても数は変わりませんが、毛細血管は、45歳くらいから衰え60代では毛細血管が4割も減るというデータが出ています。毛細血管が衰えると太い血管の細胞にも酸素や栄養素がいきわたらず、不要な老廃物や水分が排泄されず体内に溜まっていきます。

その結果重要臓器の新陳代謝が滞り、様々な不調や病気を招くことに繋がります。最初にチェックした項目が多かった方は毛細血管が衰えている可能性があります。

最後に

私達セラピストは、人の身体をみるお仕事ですが、まず自分の健康な身体があってこそです。この記事を読んで頂き、少しでも自身の身体と向き合う時間が増えますように。

次回は「毛細血管の若返りホルモン」について書いていきます。

最後まで読んで頂きありがとうございました。