”カロリー制限”って言うけど、本当のところどうなの?

まだまだ寒い日が続いていますね。皆さん、元気ですか? 健康に日々を過ごせていますか?

いつも、コラムを読んで頂きありがとうございます!今回はファスティングマイスターでもあります、私から「カロリー制限」についてです。

①「カロリー制限」は最強の食事療法であり、結果、カロリー減少で寿命を延ばせます!

最近、「カロリー制限」を行えば、本当にがんや心臓病、2型糖尿病のリスクを減らせるのかが論争となっています。結果として、人間とサルを対象とした研究で、それぞれ「カロリー制限は効果がある」と結論付けられたのです。

食事療法でのカロリー制限は、必要な栄養素を減らすことなく、カロリー摂取量のみを減らすことであります。動物実験ではカロリー制限をすると寿命が延びることが確かめられており、もちろん人間でもカロリー制限は多くの恩恵をもたらす。

肥満の人だけでなく、正常体重や過体重の人でも、適度なカロリー制限を続けると多くの健康増進の効果を得られることが、アメリカ国立衛生研究所(NIH)が2015年に発表した研究で明らかになっています。

カロリー制限によって、血圧、コレステロールの数値が低下し、血糖を下げるインスリンの効きが悪くなるインスリン抵抗性が減少するなど、加齢に伴い悪化しやすい指標が改善し、寿命を延ばすことを期待できると言います。

②2年間でカロリーを25%減らすのが目標です!

人間を対象とした試験では、食事の影響を正確に調査するのに数十年の時間が必要となるので、動物実験に比べ実施するのがはるかに難しいのです。研究チームは2年間という短期間に、カロリー制限が体にどのような影響をもたらすかを調査しています。

試験には、体格指数(BMI)の平均が25.1(21.9~28.0)の21~51歳の男女218人が参加。研究チームは参加者を無作為に、食事で25%のカロリー制限を目指す群と、カロリー制限を行わない群に分け、2年間追跡して調査しています。

カロリー制限をした群は、2年間で体重を15.5%減らすことを目標としており、カロリーを25%減らせば、2年間でこれくらいの体重減少を達成できると言います。

結果として、カロリー制限をした群は、食事のカロリーを平均して11.7%減らし、2年間維持することに成功した。体重は試験を始めた時点と比べて平均10.4%減らした。目標には到達しなかったが、カロリーと体重を大幅に減らすことができています。一方、通常の食事を続けた群では、カロリー摂取量と体重に変化はみられなかったのです。

③カロリー制限をすれば健康に長生きできる

カロリー制限をした群では、対照群と比較して、心血管疾患に関わる予測因子が有意に低下することが明らかになっています。また、平均血圧は4%、総コレステロールは6%、それぞれ減少しています。

加えて、中性脂肪の値は低下、善玉のHDLコレステロールの値は上昇し、心臓血管疾患に関連する炎症因子であるC反応性タンパク質の値も47%低下しています。

さらに、カロリー制限によって、糖尿病リスクの指標であるインスリン抵抗性も改善、甲状腺ホルモン活性のマーカーであるT3(トリヨードサイロニン)も20%以上減少し、正常範囲内にとどまっています。甲状腺活動の低下がより長い寿命に関連する可能性があることがいくつかの研究で示されてもいます。

特に空腹時の気分障害についても評価したが、カロリー制限によるメンタル面での悪影響はみられず、カロリー制限による重篤な有害事象は認められなかったが、少数の参加者で、体重減少に応じて一時的な貧血や骨密度の低下がみられています。

食事のカロリーを制限するときには、臨床的なモニタリングが必要であることが示唆されています。

「健康的な食事と運動を続けることで、体を良い状態に保ちながら、歳を重ねることをできることを、私たちはもっと良く学ぶ必要があります」と、国立加齢医学研究所のスタッフは述べています。

④「カロリー制限は本当に有効か」に論争に終止符!

人間を対象とした試験で、カロリー制限が健康にかかわる指標を改善することが確かめられているが、カロリー制限を一生涯続けると体にどのような影響があらわれるかはまだまだ不明であります。

サルを使った実験で「カロリー制限は寿命を延ばす」という結果が得られています。これは、米国のウィスコンシン大学と国立加齢医学研究所(NIA)が協力して行った研究によるもので、結果は、科学誌「ネイチャー コミュニケーションズ」に発表されています。

両研究チームは1980年代からアカゲザルを対象に、個別に研究を進めて、カロリー制限をしたサルと、自由に食事を与えたサルとで、心臓病や2型糖尿病など加齢に伴い増える病気や老化の状況を比較するため行った研究です。

ウィスコンシン大学は2009年に、カロリー制限を行ったサルではがんや心血管障害などの低下がみられ、生存率が向上したと報告。カロリー制限の有効性が示されたが、国立加齢医学研究所は2012年に、健康改善効果こそみられたが、生存率への影響はなかったと発表しています。両者の異なる結果が論争を呼んだ経緯としてあります。

⑤カロリー制限で心臓病や2型糖尿病、認知症のリスクを減らせる!

今回、両チームで2015年7月までの互いのデータをもちより比較しています。その結果、カロリー制限を始めた年齢はウィスコンシン大学で7~15歳なのに対し、国立加齢医学研究所は1~23歳と幅広かったのです。

実験方法も異なり、大学より研究所の方が方カロリー制限は厳しく、大学の実験では糖度の高い加工食品が、研究所では自然食品がそれぞれ与えられていたのです。

そこで、実験開始時の年齢を0~11歳、12~18歳、21~25歳に分けてあらためて解析した結果、中高年でカロリー制限を始めた場合は効果がみられることが判明。アカゲザルの平均寿命は26歳で、最長で40歳まで生きると言います。

両チームの研究には食い違いこそあったものの、カロリー制限が老化の抑制と健康改善に有効という結論は一致しています。データを照合したことで、少食は中高年高から始めると効果が高いこと、食事の質によっても変わることなどが判明しています。

カロリー制限を行い、カロリー摂取量を30%減らすと、心臓病や2型糖尿病、認知症のリスクを最大で40%減らせることが明らかになっています。インスリン抵抗性も、カロリー制限を行わないサルでは50%でみられたが、行うと10%に減少しています。

アカゲザルは、ゲノム組成が人間に近く、実験結果は人間にも適用される可能性が高いと言われています。

「老化に伴い増えるさまざまな病気は、食事をコントロールすれば予防できたり、発症を遅らせることができます。現代人の多くは食べ過ぎています。もしもあなたがカロリー制限を行い、より少ない量を食べるようになれば、それだけ寿命を延ばせる可能性が高いのです」と、ウィスコンシン大学医科大学院のスタッフは述べています。

このように、カロリー制限で本当!?と思われると思いますが、まずは日々の日常生活で少し、気にしてみ少しずつ始めてみるのもいいかもですね。まずはやってみてですね〜。

自分のライフスタイルを振り返り、自分に問いかけてみはいかがでしょうか?皆さんのやりたい事、やってみたい事の助けに少しでもなれれば、嬉しいです。

今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。「感謝」です!

HAPPYな1日でありますように!