アルツハイマー病を防ぐためにいま必要な事とその対策

皆さん、お元気ですか? 健康に日々を過ごせていますか?

いつも、コラムを読んで頂きありがとうございます!今回は認知シリーズの速報を書かせて頂きます。

一段と寒さも増してきた今日、この頃ですね。風邪ひきやすかったり、体調崩しやすい時期となってますよね。

でも、例えば「未然に風邪を防げる方法があったら?」「体調崩す前にできることがあるとしたら?」

そう!きっと、今できることがあるとしたら、みなさんそれをやりませんか?

いつやるんですか?「今でしょ!!」って、だいぶ古いですね(笑)話を戻します。

2型糖尿病、高血圧、脂質異常症、肥満が認知症リスクを高める

国際アルツハイマー病協会(ADI)は、世界のアルツハイマー病の有病者数は4,680万人に上り、今後20年間で2倍に増えると予測しています。世界の認知症の医療費は82兆円(8,180億ドル)で、2018年までに100兆円(1兆億ドル)突破するとみられています。

アルツハイマー病は認知症の7割を占めており、アルツハイマー病を発症すると、記憶をつかさどる脳の海馬の萎縮がはじまり、萎縮が脳全体に拡大していく。アルツハイマー病の人の脳には「アミロイドβ」や「タウタンパク」が多くたまり、脳の神経細胞を破壊していく。これらは、本来、自然に分解されるが、高齢になると分解する働きが低下し、脳にたまりやすくなります。

アミロイドβはアルツハイマー病を発症する10~20年前からたまりはじめ、個人差はあるが、50歳代から増える人もいる。50歳を過ぎたら脳にアミロイドβが蓄積しないよう、予防に取り組みことが大切です。

近年、2型糖尿病や高血圧、脂質異常症、肥満などの生活習慣病が、認知症のリスクを高めることが分かってきています。特に糖尿病の人がアルツハイマー病や血管性認知症を発症するリスクは2~4倍に上昇します。

糖尿病と認知症の「危険な関係」 血糖値が高いと認知症リスクが上昇

生活習慣病のある人がアルツハイマー病を発症しやすいもうひとつの理由は、糖尿病は脳の動脈硬化を促進するからです。動脈硬化が進めば脳梗塞の発症リスクが高くなり、血管性認知症にもなりやすくなります。

さらに、食後の血糖値が高くなる「食後高血糖」が続くと、酸化ストレスや炎症、糖を燃やした時にできる有害物である「終末糖化産物」などが、脳の神経細胞にダメージを与えることも分かってきています。恐ろしいことに、糖尿病の前段階である「耐糖能異常」の場合も、認知症のリスクは高くなります。

逆に、生活習慣病を予防すれば認知症の予防につながることも分かってきています。適度な運動、食生活の改善、禁煙などに取り組みことが大切です。すでに生活習慣病がある場合は、その病気に対する治療も行うことが、アルツハイマー病の予防に役立と言えます。

アルツハイマー病を予防するために、いますぐできること

 
国際アルツハイマー病協会(ADI)は、アルツハイマー病を予防するために、次のことを毎日続けることを勧めています。

ウォーキングなどの運動を続ける

最近の研究で、アミロイドβやタウタンパクをたまりにくくする方法が分かってきます。運動はもっとも効果が高い予防法です。特にウォーキングなどの有酸素運動は、脳の血流を良くする効果があります。
運動は内臓脂肪を燃やし、血糖値や中性脂肪値を下げ、血圧を下げる効果もあり、いわゆる善玉のHDLコレステロールを高める働きもあります。

1日30分の運動を週3日以上行うのが目安で、30分の時間をとるのが難しいという人は、10分を3回に分けて行っても効果があります。運動の強度は「楽」から「ややきつい」と感じられる程度が目安となります。楽しみながら行うと脳が活性化するため、認知症予防の効果がさらに上がることが期待できます。高血圧、糖尿病、脂質異常症のある人は、安全に運動するために前もってメディカルチェック(医学的検査)を受けてみましょう。

体と脳を同時に使うと効果的

記憶力の回復のためには、体と脳に同時に負担をかけると効果的です。体と脳でそれぞれの課題を同時に行う能力は、認知症予備群(MCI)の段階から衰えていきます。歩きながら計算をしたり、踏み台を昇降しながらしりとりを行うといった運動プログラムを行うと、記憶力や判断力が向上し認知症予防が期待できます。

魚・野菜・果物・大豆を十分に食べる

2型糖尿病、高血圧、脂質異常症、肥満、メタボリックシンドロームを予防・改善するための食事は、認知症を予防するにも重要です。具体的には、コレステロールを減少させるDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)を多く含む魚、特にサバ・イワシ・サンマなどの青魚を摂ると、アルツハイマー病の発症リスクが低下するという報告があります。

また、大豆製品にはコレステロールや中性脂肪を低下させる働きのある栄養素が含まれ、納豆に含まれるナットウキナーゼには、血栓の主成分フィブリンを溶かす働きがあります。

緑黄色野菜に含まれるビタミンやポリフェノールなどの抗酸化作用のある栄養素には、活性酸素によってうける神経細胞のダメージを減らす作用があります。野菜・果物・ベリー類・海藻類・ナッツ類が有効とされています。

これらの栄養素は日本食に多く含まれるので、日本食が認知症予防に効果的とする研究も報告されています。

コミュニケーションにも予防効果がある

人とのコミュニケーションにも予防の効果があり、ふだんから人と関わっている人は認知症になりにくいことが分かっています。大勢の人と一緒に活動したり、楽しくコミュニケーションをとることは、脳へ刺激を与えて脳の神経細胞を活性化させます。社会の中で役割を持つことが認知症予防につながり、できるだけ人の集まる場所に出かけて、積極的にコミュニケーションをとるようにしましょう。

アルコールを飲み過ぎない

アルコール飲み過ぎは脳の働きを悪くさせ、多量に飲酒する人に認知機能の低下や認知症が多くみられることは良く知られています。高齢のアルコール依存症者には物忘れや認知症が高い割合でみられ、若い依存症の人でも、飲酒のために前頭葉機能が障害されている症例は多いです。

アルツハイマー病などによる認知症では、長期間の断酒によって認知機能や物忘れが改善することもあるが、認知症は進行性なので回復するのは難しい。お酒を飲む量をほどほどにし、飲み過ぎないようにする習慣を、若いうちから身につけておくことが必要です。

食事や運動でアルツハイマー病を防げることを実証

認知症を予防するために、健康的な食生活や適度な運動が必要であることが米国のカリフォルニア大学の研究で明らかになっています。研究では、軽度の記憶障害を呈する40〜85歳の患者44人を対象に、PET(陽電子放出断層撮影法)検査を行い、脳内の「アミロイドβ」や「タウタンパク」の蓄積を調べ、その結果、適正体重、身体活動、健康的な食事といった条件が当てはまる人では、脳内のアミロイドβやタウタンパクの蓄積が少なく、神経原線維の変性が少なく、脳組織の萎縮も抑えられていることが確かめられたのです。

全粒粉や玄米、野菜、果物、魚、豆類を多く食べている人では、アルツハイマー病のリスクが低下することが分かっています。逆に高脂肪の肉類などの動物性食品を食べ過ぎると、リスクは上昇しています。

さらに、身体活動が多く日々をアクティブに過ごしている人では、アルツハイマー病に関連付けられる脳の変性が少ないことが判明しています。

「アルツハイマー病は不治の病であることが知られていますが、それが予防可能であることが分かってきました。健康的な生活スタイルが、アルツハイマー病を予防するのに効果的であることを、脳を分子レベルで調べた調査で明らかにしました」と、カリフォルニア大学医科大学院は述べています。

日本でもアルツハイマー病の予防のための大規模調査を開始

日本の国立精神・神経医療研究センターなどの研究グループは、40歳以上の健常者を対象とした認知症予防に関する数万人規模の調査を7月に開始しています。

世界的に認知症患者が増加しており、とりわけアルツハイマー病に対しての予防や治療などの確立が急務とされています。しかし実際は、認知機能の改善が期待される薬の治験が計画されても、その有効性を検証するに適した人に参加募集案内をするのが難しいなど、研究はあまり進められていないのが現状です。

同センターは2016年度8,000人、5年間で4万人の登録を計画しており、初年度は7月から登録を受け付けています。患者でない健康な人を対象にした長期間にわたる大規模調査はこれまでに例がないのです。

研究グループの代表で国立精神・神経医療研究センター理事長は「認知症はまだまだ解明されていないことが多い。国民ひとりひとりが最新の正確な情報をもとに、日々の生活の中であたまの健康を維持できるような環境づくりを目指す」と話しています。

 

まとめ

今回は、「アルツハイマー病を防ぐためにいま必要な事とその対策」について、書かせて頂きましたが、これまでで解明されている事はまだまだ少ない状況です。

しかし、今回のような研究は大事な一歩となっているのに違いはないのです。この事も含め、今、できる事を、できるだけ可能な限りおこなうということは大事なことです。

今こそ、自分のライフスタイルを振り返り、自分に問いかけてみはいかがでしょうか??皆さんのやりたい事、やってみたい事の助けに少しでもなれれば、嬉しいです。

今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。「感謝」です!HAPPYな1日でありますように!